僕の白雪姫
〜白雪最終章〜

衣希と連時



「お前…大ッ嫌いでもいいとか…どうゆうこと?」







「知らん…」







今思えば
あの場に二人はいたんだよな…。






そう思うと恥ずかしい…。







「知らんはないだろ?」







「そうだそうだ〜」







陸斗の隣で
棒読みでそう言った零。
今日もなんだか
上の空って感じだ…。








「まぁいいや…そんなことより…朱李ちゃんどうすんだよ?」







「朱李?…付き合ってる」






「今は付き合っててもいつか姫ちゃんのために付き合ってるってしったらさ…
朱李ちゃん泣いちゃうかもしれないじゃん…」







そえだよな…







今までの俺なら
朱李がこのことを知ったら
泣いちゃうかも知れない。
傷つけてしまう…。
とか思ってた。








だけど…
姫のあの言葉でわかった。







女の子は
みんな強い。








男が思っているよりも…。







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