僕の白雪姫

さよならのキス



「連時…」








「連時ってば!」








そう言って
頬を引っ張られた。








「イテテ…なに?」








「なにって…起こしにきたの〜…」








そう言って頬をふくらまして上目遣いでこっちを見てきた。








『なんで朱李ちゃんと付き合ってるの?』








さっき衣希言われた言葉が俺の頭をよぎった。








「…」








俺がいろいろ考えていると朱李が心配したのか
頭を撫でてくれた。








小さくて温もりを感じる
優しい手















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