僕の白雪姫
どどど、どうしよう…
出にくい…
いきなり出たら
なんで隠れてんの?
ってなりそうだし…
でもこのままって
ゆうのも…
「まだ残ってたの?」
「あ…龍じゃん…
学校の中にいるなんてどうしたの?」
龍!?
なんてタイミングの悪い!
さっきより出にくくなったじゃないか!!!
「だって姫が遅かったからさ…」
「え…待ってなくてもよかったのに…」
そうだそうだ
さっさと帰れ…
「好きな女の子を一人で帰らせるわけないだろ?」
はい!?
今にも出たいと思う考えをおし殺して二人の会話を
黙ってきいた。