僕の白雪姫


「知らねーよ」
「知らね」


少しだけ
零の方が言うのが
早かった。


俺は、少しムッとして
二人を睨み付けてから
思いっきり
自分たちの
新しく作った
歌を唄った。


   


ライブ当日
俺たちは、
あの後猛烈に
練習した。


「これ終わったら
告白だ……。」


俺は、
髪にワックスを
いつもより
多めにつけて
赤いメッシュを
つけた。


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