僕の白雪姫


姫は、苦しそうに
息を荒くしていた。


そんな姫が
また愛しくなった。


まさか俺がこんな
ことするなんて……。


するといきなり
姫の目から涙が
溢れてきた。


「え!?あ!!
姫ごめん!!
その……」


パチンッ――!!!


いきなり
姫の左手が
俺の頬を叩いた。


「最低だよ
連時くんが
そんか人なんて
知らなかった……。」


姫は、自分の手の甲で
涙をふきとり
俺を押して
走って逃げて行った。


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