僕の白雪姫


そうだよな〜
やっぱり
知らない……
て……え―――!!!!


俺は、
佳治の腕を掴み
陸斗をほって
ダッシュで教室からでた。

あんまり人が
通らない階段の隅っこに
零の腕を掴みながら
聞いてみる。


「なんで知ってた!?」


その時
チャイムが鳴り
さっきまで
ざわついていた廊下が
静まり返る。


「だから俺
ライブが終わった時
お前のこと止めたのに
お前が走って
白雪のとこ行くから…」



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