僕の白雪姫


そう言えば……
なんかライブ始まる前も
話あるからとか
なんとか言ってたな……。

「あぁ……
そう言えばなんか
言ってたな…。」


天井に目をやり
壁にもたれる。
その隣に零も
壁にもたれて
床を見ていた。
そして零が
話はじめる。


「俺さ……
昔、篠坂 龍(しのざか りゅう)って言う奴と
中がよかったんだよ。
だけど
あいつ……
北海道に引っ越すことに なってさ……。」


零の顔がどんどん
暗くなっていく。
なんで零の顔が
暗くなって行くのか
俺には、
分からないよ……。



< 59 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop