僕の白雪姫
昼休み
俺は、屋上に向かった。
屋上の重たくて古くなった扉を開けて
屋上に入る。
そこには、あの
俺を誘ってきた子が
もうきていて
上目遣いで
俺を見ている。
「わ…私……前から
連時くんのことが
好きだったの…。
だから付き合って
下さい……」
小さくて女の子らしい子をしていた。
顔もスタイルも声も
悪くない。
だけど今の俺は、
誰とも付き合う気に
なれない……。
だから
俺は、その子を
断ろうと思った。
だけど
壁の方に誰かが
いるのに
俺は、気付いた。