僕の白雪姫


姫だ……。


姫は、不安そうな顔をして俺を眺めていた。

なんでだ?
なんでそんなに
不安そんなに俺を
見てくるんだ?
姫には、
彼氏がいるんだろ?

まさか
俺を好きになったのか?


俺は、
小さくそう思うと
その小さな思いを
必死に打ち消した。

期待したら駄目だ!!
期待したら
零や龍っていう奴
だって悲しませる……。
俺は、たくさん
女の子たちが
いるんだから……。
きっとこれ以上に
好きな子ができるはずだ。



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