僕の白雪姫
屋上にいた子
「連時さ〜今回長いな」
のんきな顔で
イチゴミルクを
立ちながら飲む陸斗
朱李を廊下で
抱きしめた時
気付けばまわりからは、
女の子からの黄色い声と
男子からのヒューヒューと言う目障りな声が聞こえたそして
俺の後ろで見ていた
陸斗は、唖然とした表情でこちらを見ていたらしい。
「何が?」
一応俺は、
無駄に陸斗と小学生から
付き合ってきたわけじゃない。
だから陸斗が
なにを考えているかぐらいすぐにわかる。
俺は、
牛乳パックに入っていた
カフェオレを
いっきに飲みほし
ゴミ箱に投げ捨てた。
が……
入らなかった。
俺は、いやいや
ゴミ箱に入れ損ねた
牛乳パックを手にとり
ゴミ箱に捨てた。