僕の白雪姫


「会いたか…た……
会いたかった!!」


姫は何でも何でも
『会いたかった』と叫んでいた。


「俺も…会いたかった」


小さく呟き。
姫の頭を何度も何度も撫でてあげた。



俺は前みたいに
姫に強引にキスなんてしない……。
姫が俺を…
俺だけをもとめてきた時に力強く抱きしめて
キスをするんだ…。



俺はそう思いながら
姫の頭を撫で続けた。



その後
さすがに雨の中
ずっといただけあって
俺と姫は風邪をひいてしまって学校を何日か
休んでしまった。







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