僕の白雪姫
俺は零の黒いケータイを手にとり零にケータイを放り投げた。
零はキャッチしてケータイを開けて画面を見た。
「なに?」
電話だったらしく
ケータイのボタンを押して電話に出た。
ケータイについている
白猫の小さい鈴がチリンッと音を鳴らした後
零は部屋から出て行った。
「……。」
「……で?」
「なにが?」
「だから〜…朱李ちゃんとなんかあったんだろ?」
陸斗のニタニタした顔の裏から『早く言えごら』って感じのオーラを放っている。
このヤンキーやろうが…
無言で陸斗を睨んでいると陸斗が俺の肩をぐっと力強く掴む。