僕の白雪姫


俺は零の黒いケータイを手にとり零にケータイを放り投げた。

零はキャッチしてケータイを開けて画面を見た。


「なに?」


電話だったらしく
ケータイのボタンを押して電話に出た。
ケータイについている
白猫の小さい鈴がチリンッと音を鳴らした後
零は部屋から出て行った。

「……。」


「……で?」


「なにが?」


「だから〜…朱李ちゃんとなんかあったんだろ?」


陸斗のニタニタした顔の裏から『早く言えごら』って感じのオーラを放っている。

このヤンキーやろうが…


無言で陸斗を睨んでいると陸斗が俺の肩をぐっと力強く掴む。






< 97 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop