ほどよい愛
「まずはお前の結婚祝いだろ。何がいいんだ?」

「ふふ。考えとく」

「…幸せか?」

「もちろん!」

輝く結衣の笑顔は、学生時代からずっと側にいた俺の記憶の中でも一番美しいと感じる。

葵にも、俺が側にいる事でここまで幸せな顔にさせてやりたい。

とにかく今は。

今すぐ抱き締めて、一晩中愛したい。
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