ほどよい愛

慎也も合流したし、仕事を一緒にしてるだけ…って自分に言い聞かせても、不安は完全には消えなくて。

もし、一緒に札幌に行きたいって言ったら連れて行ってくれたかな…。

そんな事言って、恭汰の懐に飛び込む勇気が、私にある…？

でも、その勇気とひきかえに恭汰の気持ちを私に預けてもらえるのなら…。

未来を信じる事ができるのかもしれない。

恭汰とずっと一緒にいられる未来を与えてもらえるなら、恭汰に私のこれからを託しても…私は大丈夫…？