ほどよい愛
抱き締められている体を動かして、恭汰の表情を見上げると。

愛し合った後で、顔は紅潮しているけれど、瞳は不安と寂しさに揺れていた。

今までずっと明け方にはそっと帰っていたけど…。

今日は。

この胸の中にいたい。


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