私の先生③15才のチカラ
そして長男が助手席に座る



次男も娘も眠ってしまった



先生は、長男に、進路はどうする?って聞いた



僕は…まだ誰にも話した事ないんだけど…
このままスポーツ続けて…
先生になりたいんだ
できれば高校の先生に…
無理かな?
って



私も初めて聞いた



先生は、お前は亡くなったお父さんみたいに人の痛みがわかる人間だ
お前なら大丈夫
きっとなれる
俺ができる事は何でも協力するから


と、言ってくれた



そっか、高校の先生か…って
先生も嬉しそう



そしたら、長男は、

でも僕は先生になっても
生徒は恋愛の対象じゃないからねって、先生をからかう



先生の耳が真っ赤になった



じゃあ、もしもそうなっても絶対協力しないからなって、


子供同士のケンカみたいだった
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