《(超)短編》イーガの森で待ってて
「ねぇ、タクア。
あたし、
この家に
ずっと一人で
ほんとは
怖い夜も
あったけど、
泣かないで
がまんしたんだよ。
えらい?」
「そうだったんだ〜。
ルミは偉いね。」
タクアは微笑んだ。
「タクアに
お願いがあるの…。
お兄ちゃんと
お姉ちゃんが
戻ってくるまで
このお家に
いてくれない?」
タクアは
ハッと
なぜこの森に来たのか
思い出した。
そして
リリイの
笑顔が
浮かんだ。