大好き
悠「オハヨー」

 悠介先輩はニコッとしながら私にあい  さつをした。

恵「お・オハヨー」

早「何、何。今の。私が休んでる間に、  先輩となんかあったわけ?」

 私はしどろもどろになりながらも

恵「えっ!あ・それは、その~」

早「なによ。言いなさいよ。」

恵「うん。実は、昨日一人でサッカー部  の練習見てて。私が帰ろうとしたら、  今井先輩が話があるって」

早「そんで」

恵「青葉公園で、今井先輩に私告白され
 て」

 ドキドキしながらも、早紀に嫌われる  なんて思いながらも話した。
 でも早紀は優しく

早「そうなんだぁ。よかったじゃんね。  OKしたんでしょ」

恵「えっ!まだ返事してないよ。いきな  りだったし。それに早紀の事考えると  さぁ」

早「何言ってんの。こんなの二度とない  チャンスだよ。」

恵「でも。早紀はそれでいいの?」

早「いいに決まってんじゃん。そりゃぁ  悔しいけど、でも恵子が幸せになるん  なら私は応援するよ」

恵「早紀。ありがとう」

 何故だか私は涙が出て来た。

早「なに泣いてんの。ちゃんとOK、して  きなよ」

 早紀にそう言われ、私は放課後今井先  輩を屋上に呼び出した。
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