大好き
悠「話って何?」

恵「あの~。昨日の話なんですけど」

悠「あ~。返事聞かせてもらおうか」

恵「えっと。あの~。その~。私で良け  れば」

 私は、心臓が破裂しそうなくらい緊張  していた。そのため、先輩の顔を見て  話す事が出来ない。

悠「よかったぁ。断られたらどうしよう  かと思ったよ。あ・オレの事、悠介っ  て呼んでね」

恵「は・はい」

悠「もしかして緊張してる?かわいい」

 そう言いながらも、わたしの顔を覗き
 髪を優しく撫でた。

恵「そんな事ないもん」

 私は、頬を膨らませ少し怒り気味に言
 った。

悠「はいはい。そろそろ帰ろっか」

恵「うん」 

 悠介は私の手を握ってくれた。なんだ  か照れくさい。でも嬉しい。

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