彼女の嘘と俺の嘘
『どうして?』
シバ> チャットルームにいなかったから
『サキのほうはなんともなかったよ。シバがひょっとしてオセロの38番ルームにいるんじゃないかと思って待ってたんだ』
シバ> そうなんだ
『またこんなことがあったら体が持たないよ』
シバ> 大袈裟だなぁ~サキわ
サキを宥めながらも自分自身も不安でしょうがなかったことも本心として芽生えた感情だ。
『二度と会えなくなるんじゃないかと思った』