彼女の嘘と俺の嘘
それだけでは気持ちがおさまらず、おれはパソコンの電源も切った。
これでよかったんだ。
別れる手段としてはサキの伝言はいいきっかけになった。
サキとの関係が永遠に続くわけがないんだし、タイミングとしては悪くなかったと思う。
おれはなにをそんなに怒っているんだ?
モラルを欠いたサキの伝言だけに腹を立てているだけなのだろうか?
一番苛立ちを感じたのはナオキという男の存在ではないだろうか?