彼女の嘘と俺の嘘


 時間は神様が悪戯するように進むのが早い。


 まだサキと話したいなと思う反面、明日のことを考えると別れを言わなければいけない。


 そろそろ寝ようか?と問いかけるとサキが思いがけないことを言った。


『シバは私の顔が見たい?』


シバ> もちろん


『じゃぁ、明日画像を添付してあげる』


シバ> そんなことできるの?


『まだ使い方よくわからないけど、アバターの横に画像を貼り付けることができるみたい』


シバ> 楽しみにしてる

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