彼女の嘘と俺の嘘のレビュー一覧


ネットで知り合った『サキ』と『シバ』。 明るく謙遜知らず、けれど…どこか寂しを隠せずにいるサキに対して、心を許していくシバ。 何処までが本当か…、 疑い深くなりつつ、小さな嘘を…重ねながらも 心を探り合うように…、まるで恋人同士であるかのように。決まった時間に…会いにいく。 嘘と本音を交錯させながら――…最後まで、シバの正体は伏せられていきます。 散りばめられた伏線の描き方も…素敵でした! いい意味で読者様を裏切る展開が待っています。読む手が止まらなくなる、独特な世界観…。 優しさ、寂しさ、温かさ… 色んな感情が伝わって来る、秀逸な作品です!

携帯小説の域を越えています。 …なんて、大袈裟でしょうか。 引き込まれて、この時間まで読むのを止められませんでした。 とにもかくにも続きが気になって気になって、 夢中でページを繰りました。 心の奥深くに刻まれました。 強くおすすめします。

二人の住む所は遠いのに、 こんなにも近く感じるのは何故だろう。 ただのチャットで知り合った関係なのに、 こんなにも心が痛いのは何故だろう。 衝撃的な場面、ほんわかした場合、シリアスな場面 一度読むと、たった二人の狭い空間に何故か自分も入り込んでしまいます。

なんて表現したら、この感動は伝わるんでしょう。 あたしの陳腐な言葉じゃ伝わらないような気がして、こんなにレビューを書くのに迷うお話は初めてかもしれません。 この物語を読み始めて、あたしは大事な用事も忘れてしまってました。 それほどハマります。 終盤からめまぐるしく動き出す展開は、ふと広大な大地を連想させました。 広く深く、潔く。 あたしのココロはまだもってかれたまま、物語の余韻から還りません。 ほんとに、もぅ。 絶対のオススメです。

こんなにも優しい嘘に包まれた時間を感じられた幸せ 1ページずつ進むたびに、その全てが読み終える最後の瞬間をステキなものにかえていってくれる とても優しくて切なくて、あたたかい気持ちにしてくれる作品です。 彼女と彼の最高の嘘に出会って下さい。

ありがちなネット恋愛小説、と思いきや、見事に引っくり返してくれます。 小説だと頭では分かっていても、なに、どうなってたの、どうなったの、あっ……となってしまう感じでございました。 なんだか主人公の立場が携帯小説に関わる人なら身近な感じがするから、こんな感想なのかも知れません。 これは是非どうぞ、読んだ時間の損はさせないと思います。 行ってらっしゃいませ。