-意地悪王子な旦那様-
ん………んん……
…………あれ?
ここは どこ?
あたり一面真っ白で誰もいない
やだ…怖い…怖いよ優…
………………あれ?
あそこに人がいる
もしかして…優?
「――――優!」
返事がない。
すると彼は
こちらに振り向いてきた
やっぱり優だ。
だけど……何か変
こっちに振り向いたのは確かに優
なのに優じゃない…ような…
「――――…ゆ…う…だよね?」
すると彼は微笑んだ
あれ?本物?
「優!」
もう一度彼の名を呼ぶと
「―――――…梨杏
…………行かないでっ」
―――――――えっ?
彼は急に泣きだし、そして消えた
「待ってよ優!待って!優!
……………待って!」
「うわぁぁぁぁ!?」
………………………ん?
.