ぶり女となりやん
そして近くにある
ベンチに並んで座った


「んで、何が聞きたい」


あの男は足を組んで
こっちを向いた


あ、いつの間にか
私服になってる…



「名前とか、血液型とか…普通のことっ」


「田丸 まさと。16歳。190cmでA型。5月24日うまれ。」


「まって、高1なの!?あと…190cmって…巨人じゃないんだから…」

突っ込み方が
意味不明で自分で
分からなくなった


「悪いか、」

「いやっ…悪かないけど…」


私はため息をつく


「ほらっお前も、」


「え〜っと、津村 里佳。14歳。158cm?A型っ。8月14日うまれ」


「お前ちっちぇえな」

笑いながら
頭をぽんぽんと叩いた


「さっき声めっちゃ低かったのに意外にイメージ違った」


そういって笑ったら
びっくりしたような顔した


「…何っ…??」


「いやっ、笑顔が…」

そういって違う場所を向いた


「笑顔がっ?」


「そのっ、よかったから、」

口を手で押さえて
恥ずかしそうに言った。


そんなこと言われたから
私まで赤くなった。

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