ぶり女となりやん

「どこいくのっ?」

外出ると
梅雨だから
むしむししてる。


「ついてこいっ」


私は後ろを
おいかけた。



そしたらこの前の
服のお店に
たどり着いた。


まさとさんは
顔だけこっち向いて


「ぶりに服を買ってやるよ」

と言った。


「いやっいい!」

私は一歩さがった。


「だって…この前ももらったし…」

「ばか、いいんだって」


そういって
一人店に入っていった

< 36 / 50 >

この作品をシェア

pagetop