ぶり女となりやん
「えっ?何?」

三村の顔が近すぎて

意外に腕を押さえる力が
強すぎて



近い三村の顔は
思ってた以上に
かっこよかった


背が高くて三村の口が
ちょうど目ぐらいの
高さになっていて
やばいぐらい心臓が
ばくばくいう



「そんな笑顔してんな、」


「…ぇ?べっ…別に…」


目のやり場がなくて
きょどる


「襲われたいの?」


そのときの顔は
知ってる三村の顔じゃ
なかった。


そしてゆっくりと
手を離し去っていった
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