ぶり女となりやん
逃走
「…ちょっと…離してってばあ!!」
止まりたくても
足が進んでいく。
右には三村。
左には鉄。
私の手をひいている
ずるずるとひきずられ
校門を出てしまった
しかも上靴のまま。
「ぶりは黙ってついてこい」
佐藤はタバコを吸いながら
私をなだめる。
そのとき…
三村と鉄の手が緩んだ
今だっ!!
私は逃げ出した。
「ちょっ…まて!」
三村と鉄が追いかけてくる
「いやあああ〜!」
全力疾走で
校舎へ戻る。
そして校内へ逃げた
勢いよく階段をあがり
2の2に入った。
三村達は気付いてなく
そのまま走り去る。
「あ、危なかったあ〜」
ひと呼吸おいて
これからどうするか
考える。
「こっからどう逃げよう…」
必死に考えるけど
さっきのことが
怖すぎで頭が真っ白。
息もあがったままで
6月で梅雨の時期で
むしむししていて
暑苦しい。
夏服のセーラーで
下のカッターシャツを
まくりあげた。
「とりあえず・・出て様子をみながら逃げ出そうかな…」
独り言をいいながら
そ〜っと廊下を見る
誰もいないみたい
止まりたくても
足が進んでいく。
右には三村。
左には鉄。
私の手をひいている
ずるずるとひきずられ
校門を出てしまった
しかも上靴のまま。
「ぶりは黙ってついてこい」
佐藤はタバコを吸いながら
私をなだめる。
そのとき…
三村と鉄の手が緩んだ
今だっ!!
私は逃げ出した。
「ちょっ…まて!」
三村と鉄が追いかけてくる
「いやあああ〜!」
全力疾走で
校舎へ戻る。
そして校内へ逃げた
勢いよく階段をあがり
2の2に入った。
三村達は気付いてなく
そのまま走り去る。
「あ、危なかったあ〜」
ひと呼吸おいて
これからどうするか
考える。
「こっからどう逃げよう…」
必死に考えるけど
さっきのことが
怖すぎで頭が真っ白。
息もあがったままで
6月で梅雨の時期で
むしむししていて
暑苦しい。
夏服のセーラーで
下のカッターシャツを
まくりあげた。
「とりあえず・・出て様子をみながら逃げ出そうかな…」
独り言をいいながら
そ〜っと廊下を見る
誰もいないみたい