ぶり女となりやん
なりやん
3分ぐらいたつと
佐藤が軽く出てきて
手招きをした。


私は近寄った。

すると佐藤の顔に
すこし傷があった。


何かされたのかな…?


奥に入っていくと
ある人がいた。


背がすっごく高くて
迫力があった。


その人がカッターシャツ
を腕まくりしていて
かなり腰パンしている


「おそいっ」

そういって佐藤のすねを
蹴った。


見ていられず
目を閉じた。



「…おまえか?ぶりっこは」

とても低い声で
前を向けない。


すると鼻で笑って

「ださい奴だな、」

といった。


頭の中で何か
きれる音がした。



「意味わかんない…かわいそうじゃん…遅れてきただけで殴ったり…そんな人とかかかわりたくない!だいたいここにきたくなかったの、なのに来てあげたらださい奴だ?ふざけんじゃないわよっ」


佐藤は口から
泡を吹きそうだ。

でかい男はびっくり
していた。


「…何よっ!!!」

勢いよくいう。

「…こんなやつがぶりっこなのか?」

佐藤もびっくり
していた。

こんな姿誰にも
見せたこと
なかったから。





「……気に入った。」

その男は笑いながら言った

「……は?」



私と佐藤は同じ
タイミングでいった。



「おまえ、気に入った」

「意味…わかんない」

「俺が付き合ってやろう」

頭がついてこない

付き合ってやろう?

   ||

あの男と付き合う

   || 

  ……?

パニックパニック

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