元カレ教師


「え…」


「だから、その…」


「ご免、オレ、やっぱり帰るわ。」


「…」


「じゃあまたな。」


常田君はあっという間に走り去って行った。


その後ろ姿が見えなくなるまでの時間は、あたしには短く感じられた。


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