元カレ教師
「やっと終わった!」
あたしは人目が無いのを良い事に思いっきり叫んだ。
始業式終了後、文化委員会が開かれ、今日の仕事の分担をした。
そして、ものの見事に1番厄介な仕事に当たったわけである。
誰もが嫌がる文化委員と言われる理由がよく分かる1日だった。
さてと、帰るか…
そう思ったあたしは時計を見た。
え?
時計の短針は9という数字を指そうとしていた。
マジであたし頑張った、と思った瞬間だった。