元カレ教師


そんな感情に押し潰されそうになりながら、あたしはひたすらみやびちゃんを待った。


終わったのであろうか、みやびちゃんは北条先生に頭を下げて、あたしの方に駆け寄ってきた。


「ご免ね!
遅くなっちゃった。」


「全然いいよ~!
じゃあ帰ろうか。」


そう言ってあたし達は教室を出た。


それからあたし達はいろんな事を話した。


いろんな事が分かった。


みやびちゃんとあたしの家が近い事


去年のクラスの事


中学校の事


そして…


みやびちゃんには好きな人がいるって事


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