元カレ教師


「…どうしよう!?」


「別にいいんじゃない?」


「無理だよ。」


「大丈夫だって!
あたし応援するから、ね?」


「…応援してくれるの?」


「うん。」


「ありがとう。」


その時のみやびちゃんの笑顔は、天使みたいだった。


光を導いてくれる、優しい天使。


その時こう思った。


みやびちゃんの恋を応援する事で、北条先生との事を完全に思い出に出来るのではないかって。


「うん。
なんかあったら言ってね?」


「うん!」


あたし達は心から笑う事が出来た。


< 36 / 513 >

この作品をシェア

pagetop