元カレ教師
暗闇の中
「面倒くさいなぁ。」
あたしは寒さに身を震わせながら、床暖房何てもってのほかの廊下を歩く。
重い…
寒い…
しかも1人だから寂しい…
仕方ないけどさ…
つい先程から始まった出来事は、あたしにとって悪夢でしかない。
いや、悪夢ならまだいい。
悪夢なら覚める。
だがこれは現実でしかない。
ノルマをクリアするまで、この地獄は続くのだ。
「もう、何であたしなのよ。」
あたしは寒さで動きも悪くなってる頭を必死で動かし、その経緯について思い出す。