元カレ教師
狂った計算
「妃奈!」
「あ、阿紗子。
おはよう。」
「おはよう。」
気付けば2月も終わった。
だんだん暖かくなってきている季節である。
「あ!
北条先生!
おはようございます!」
阿紗子はいつものように元気よく挨拶した。
「おはよう。」
北条先生は寝むそうに挨拶した。
「おはようございます!」
あたしは爽やかな笑みを浮かべて挨拶した。
もっとも、自分の顔は見えないからどんな顔してるか知らないけど。
「おはよう。」
やはり眠たいと顔に書きながら、阿紗子に対してと全く変わりの無い挨拶を返してきた。
最近は何だか調子が良い。
自分がすっきりしている感じがする。
あたしは本当に幸せだった。