元カレ教師


「え?
いいのか?」


「はい!
今日予習忘れたあたしが悪いから。」


そう言ってあたしはまたプリントに目をやる。


だが、まだ残っていたプリントの高さは直ぐ様には激減した。


「オレもやるよ。」


そう言って北条先生は、また黙々と始める。


「ちゃっちゃと終わらせようぜ?」


「…はい。」


それから帰るまで然程時間はかからなかった。


< 72 / 513 >

この作品をシェア

pagetop