先輩★内緒の片思い
すると、その様子を見ていた真菜香が助け舟を出した。


「お兄ちゃん、体焼くばっかで全然動いてないじゃん。
相手してあげなよ」


でも、岸谷先輩は真菜香を一瞥して「やだね」と一言。


だけど、真菜香も負けていなかった。


「あー、わかった。
砂浜じゃあスタミナが続かなくて、現役の南君に敵わないから、やりたくないんでしょ」


「んだと。
んなわけあるか!」


「じゃあ、やって見せてよ」


「おお、やってやるわ。
ふん、よく見てろ!」


岸谷先輩は南君を連れて空いているスペースに向かった。


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