先輩★内緒の片思い
《そう、覚えてない?
私達がケータリング調べてるときに卓くん言ってたじゃん》


「あっ……」




思い出した。


たしかにそんなこと言ってた気がする。


私、イラついてて、邪険にしたんだっけ。




「でも、その秘密基地の場所は言ってなかったよね?」


《だから、そのよし君に聞くの!》


「あっ、そうか。
わかった!
真菜香ありがとう、すぐに聞いてみる!」


私は真菜香に礼を言って電話を切り、母に掛けた。


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