先輩★内緒の片思い
母に事情を話し、よし君に秘密基地の場所を聞き出してくれるよう頼んだ。
よし君の家は幼稚園のすぐ近くということだったので、岸谷先輩には幼稚園に向かってくれるよう頼んだ。
母が電話で聞き出せないようなら、直接家に行って私が聞いてみるつもりだった。
幼稚園に着く前に母から電話が入った。
《秘密基地はね、幼稚園の裏の駐輪場にある物置のかげらしいわ》
「わかった。行ってみる!」
岸谷先輩に場所を説明し、幼稚園の裏に車をつけてもらった。
母も幼稚園は探したようだけれど、駐輪場の奥までは見なかったらしい。
駐輪場は150cmほどの高さの扉がついており、南京錠でしっかりと閉じられていた。
扉の上には鉄条網が取り付けられており、南京錠も引っ張ってみたけど、びくともしない。
扉の前から私は声を張り上げた。
「たくーーーっ!
たくーっ、いたら返事してーーーっ!」
よし君の家は幼稚園のすぐ近くということだったので、岸谷先輩には幼稚園に向かってくれるよう頼んだ。
母が電話で聞き出せないようなら、直接家に行って私が聞いてみるつもりだった。
幼稚園に着く前に母から電話が入った。
《秘密基地はね、幼稚園の裏の駐輪場にある物置のかげらしいわ》
「わかった。行ってみる!」
岸谷先輩に場所を説明し、幼稚園の裏に車をつけてもらった。
母も幼稚園は探したようだけれど、駐輪場の奥までは見なかったらしい。
駐輪場は150cmほどの高さの扉がついており、南京錠でしっかりと閉じられていた。
扉の上には鉄条網が取り付けられており、南京錠も引っ張ってみたけど、びくともしない。
扉の前から私は声を張り上げた。
「たくーーーっ!
たくーっ、いたら返事してーーーっ!」