先輩★内緒の片思い
「卓、よかった。
本当によかった。
もう、心配かけて……」
私は卓をぎゅうっと抱きしめた。
ほっとしてどっと涙があふれた。
卓も泣いていた。
「うあーっ、
おねーちゃん、ごめんなさい」
「うん、いいよ。
もういいよ。
卓が無事ならもういいから」
よかった。
無事で本当によかった。
「河野、おばさんに連絡してあげたら?」
「あ、はい!」
岸谷先輩に言われ、私は卓を降ろして涙を拭き、母に電話した。
母も電話口で大泣きして「よかった」を繰り返した。
本当によかった。
もう、心配かけて……」
私は卓をぎゅうっと抱きしめた。
ほっとしてどっと涙があふれた。
卓も泣いていた。
「うあーっ、
おねーちゃん、ごめんなさい」
「うん、いいよ。
もういいよ。
卓が無事ならもういいから」
よかった。
無事で本当によかった。
「河野、おばさんに連絡してあげたら?」
「あ、はい!」
岸谷先輩に言われ、私は卓を降ろして涙を拭き、母に電話した。
母も電話口で大泣きして「よかった」を繰り返した。