先輩★内緒の片思い
ところが、俺が河野と卓の会話を話し終わらないうちに今度は真菜香まで号泣し始めた。
「え、おい、なんだよ!」
まるで、俺が泣かしたみたいじゃないか。
ダイニングで雑誌を読んでいたおふくろが何事かと振り返った。
真菜香びいきの親父が留守でよかった。
「おい、泣くなよ」
「違うよ~。
感動して泣いてんの。
もう、卓くーん!」
「じゃあ、説明しろよ。
どういうことだよ」
真菜香の説明を聞いて納得した。
なるほどな。
おふくろさんを喜ばすためだったってわけか。
しかし、一緒に話を聞いていたうちのおふくろまで「なんていい子なの~」と泣き始めたのには参った。
俺は自分の部屋に退避することにした。
「え、おい、なんだよ!」
まるで、俺が泣かしたみたいじゃないか。
ダイニングで雑誌を読んでいたおふくろが何事かと振り返った。
真菜香びいきの親父が留守でよかった。
「おい、泣くなよ」
「違うよ~。
感動して泣いてんの。
もう、卓くーん!」
「じゃあ、説明しろよ。
どういうことだよ」
真菜香の説明を聞いて納得した。
なるほどな。
おふくろさんを喜ばすためだったってわけか。
しかし、一緒に話を聞いていたうちのおふくろまで「なんていい子なの~」と泣き始めたのには参った。
俺は自分の部屋に退避することにした。