先輩★内緒の片思い
それには武内が答えた。


「そうですね。
やらないと間に合わないでしょうから。
河野、できるか?」


「うん、私は大丈夫」


私が答えると、岸谷先輩は私に聞いてきた。


「男バレと女バレの練習が同じなのは、水・木?」


「はい、そうです」


直接話しかけられ、ちょっとドキドキしながら私は返事した。


南君が大いに期待した目で岸谷先輩を見ながら聞いた。


「来てもらえますか?」


岸谷先輩は私をちらっと見てつぶやいた。


「まあ、暇だしな」


< 232 / 388 >

この作品をシェア

pagetop