先輩★内緒の片思い
すると、私の念が通じたのか、岸谷先輩はあいまいに返事した。
「ああ、まあ、な……」
すると突然、南君が「あっ」と大きな声を出した。
どうしたのかと南君を見ると、ソワソワしている。
「どうした?南」
武内が聞くと、南君は岸谷先輩の顔色を窺うようにちらちらと見ながら小声で囁いた。
「あの、先輩、この前の日曜、すいませんでした。
俺、引き止めたんですけど……」
「ん?ああ、いいんだ……」
日曜日って、花火大会の日?
なんのこと?
私は南君と岸谷先輩の顔を見たけど、2人ともそれきり口をつぐんでしまったので、南君がなんのことを言っていたのかさっぱりわからなかった。
「ああ、まあ、な……」
すると突然、南君が「あっ」と大きな声を出した。
どうしたのかと南君を見ると、ソワソワしている。
「どうした?南」
武内が聞くと、南君は岸谷先輩の顔色を窺うようにちらちらと見ながら小声で囁いた。
「あの、先輩、この前の日曜、すいませんでした。
俺、引き止めたんですけど……」
「ん?ああ、いいんだ……」
日曜日って、花火大会の日?
なんのこと?
私は南君と岸谷先輩の顔を見たけど、2人ともそれきり口をつぐんでしまったので、南君がなんのことを言っていたのかさっぱりわからなかった。