先輩★内緒の片思い
練習を見てくれている間は岸谷先輩はバレー部のOBだけど、一歩体育館を出てしまえば葉子さんの彼氏。
いくら私が先輩を見つめても、それは一方通行の片思い。
叶うことのない恋が次第につらくなってきていた。
だから、毎週2回、岸谷先輩に会うことができても、私はあえて岸谷先輩を見ないようにしていた。
いくら思っても届かない思いなら、いっそなくなってしまえばいいのに。
そんなふうにも思った。
でも、6年も思い続けてきた気持ちは、そう簡単にはなくなってくれなくて……
せめて、これ以上好きにならないように、私は自分の気持ちを抑えつけていた。
いくら私が先輩を見つめても、それは一方通行の片思い。
叶うことのない恋が次第につらくなってきていた。
だから、毎週2回、岸谷先輩に会うことができても、私はあえて岸谷先輩を見ないようにしていた。
いくら思っても届かない思いなら、いっそなくなってしまえばいいのに。
そんなふうにも思った。
でも、6年も思い続けてきた気持ちは、そう簡単にはなくなってくれなくて……
せめて、これ以上好きにならないように、私は自分の気持ちを抑えつけていた。