先輩★内緒の片思い
「応急手当したら、すぐに病院に行った方がいいな」
阿部先輩が言うと、岸谷先輩がそれに答えた。
「車、正門に回しておく」
「ああ、頼む」
岸谷先輩が舞台を下りるのと入れ違いに真菜香が戻ってきて、南君の足首に応急手当を施した。
真菜香はマネになったとき、簡単な手当ての講習を受けていた。
私はただ見守ることしかできなかった。
「俺らが南を病院に連れて行くから、おまえらはここ片付けて、今日はもう終わりにしろ」
阿部先輩に言われ、私たちは頷いた。
阿部先輩は南君に肩を貸し、心配そうな真菜香も付き添って、体育館を出て行った。
阿部先輩が言うと、岸谷先輩がそれに答えた。
「車、正門に回しておく」
「ああ、頼む」
岸谷先輩が舞台を下りるのと入れ違いに真菜香が戻ってきて、南君の足首に応急手当を施した。
真菜香はマネになったとき、簡単な手当ての講習を受けていた。
私はただ見守ることしかできなかった。
「俺らが南を病院に連れて行くから、おまえらはここ片付けて、今日はもう終わりにしろ」
阿部先輩に言われ、私たちは頷いた。
阿部先輩は南君に肩を貸し、心配そうな真菜香も付き添って、体育館を出て行った。