先輩★内緒の片思い
舞台裏には舞台を仕切っている音楽の立花先生がいた。
立花先生は20代後半で、生徒にはオールドミスと陰口をたたかれているちょっと神経質なところのある先生だった。
真菜香が先生に事情を説明した。
先生はスケジュール表を見ながら言った。
「そういうことじゃ、仕方ないわねぇ。
えっと、バレー部は最後から2番目ね。
じゃあ岸谷さん、ラストの演劇部に、3時に時間を繰り上げてやってもらえるように頼んできて」
「はい!」
真菜香は「演劇部の部室に行ってくる」と走って出て行った。
やがて、演劇部の部長が走ってやってきた。
「先生!岸谷さんから聞いたんですけど」
「ああ、どう?
時間繰り上げてやってもらえるかしら?」
「それが、劇中で使う重要な小道具を一つ、1年が壊しちゃって。
今、新しいのを買いに行かせているんです。
3時半までには戻ってこられると思うんですが、それ以上早くはちょっと……」
立花先生は20代後半で、生徒にはオールドミスと陰口をたたかれているちょっと神経質なところのある先生だった。
真菜香が先生に事情を説明した。
先生はスケジュール表を見ながら言った。
「そういうことじゃ、仕方ないわねぇ。
えっと、バレー部は最後から2番目ね。
じゃあ岸谷さん、ラストの演劇部に、3時に時間を繰り上げてやってもらえるように頼んできて」
「はい!」
真菜香は「演劇部の部室に行ってくる」と走って出て行った。
やがて、演劇部の部長が走ってやってきた。
「先生!岸谷さんから聞いたんですけど」
「ああ、どう?
時間繰り上げてやってもらえるかしら?」
「それが、劇中で使う重要な小道具を一つ、1年が壊しちゃって。
今、新しいのを買いに行かせているんです。
3時半までには戻ってこられると思うんですが、それ以上早くはちょっと……」