先輩★内緒の片思い
私が黙り込んでしまうと、南君が口を挟んだ。
「いやいやいや、大成功ですよ!
もう岸谷先輩が舞台に立っただけで、会場の女子全員の心わしづかみでしたから。
ラストのスパイクの悲鳴聞きました?
武内には悪いけど、あの迫力はやっぱり岸谷先輩じゃなきゃ出ませんでしたよ。
俺、袖で見てても鳥肌立ちましたもん!」
南君、大興奮だね。
そりゃあ、憧れの先輩が舞台に立ったら、興奮もするか。
私も見てる側だったら、そうだったかも。
「そういえば、岸谷先輩、真菜香に呼ばれて来てくれたんですか?」
私は気になっていたことを聞いてみた。
「ん、ああ、まあな」
「やっぱりそうだったんだ。
真菜香にもあとでお礼言わなきゃ」
私がそう言うと、先輩は一言で切り捨てた。
「いや、アイツには必要ない」
「いやいやいや、大成功ですよ!
もう岸谷先輩が舞台に立っただけで、会場の女子全員の心わしづかみでしたから。
ラストのスパイクの悲鳴聞きました?
武内には悪いけど、あの迫力はやっぱり岸谷先輩じゃなきゃ出ませんでしたよ。
俺、袖で見てても鳥肌立ちましたもん!」
南君、大興奮だね。
そりゃあ、憧れの先輩が舞台に立ったら、興奮もするか。
私も見てる側だったら、そうだったかも。
「そういえば、岸谷先輩、真菜香に呼ばれて来てくれたんですか?」
私は気になっていたことを聞いてみた。
「ん、ああ、まあな」
「やっぱりそうだったんだ。
真菜香にもあとでお礼言わなきゃ」
私がそう言うと、先輩は一言で切り捨てた。
「いや、アイツには必要ない」