先輩★内緒の片思い
ぞろぞろと教室を出て行くメンバーを見送り、私は真菜香に声をかけた。


「いよいよ明日だね、よろしくね」


「うん、もう準備は完璧だから、大丈夫でしょ」


「いろいろありがとね」


「なに言ってんの。
それより、スピーチの準備はできてる?」


「うん、なんとかね」


「じゃあ、もう何も心配することないね」


「そうだね」


「じゃあ、私、南君と待ち合わせしてるから行くね」


「うん、じゃあ、また明日!」


私達は笑顔で別れた。


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