先輩★内緒の片思い
全試合が済むと、私は2部の会場への移動をOB・OGにお願いした。
試合に出ないマネ達には先に会場入りしてもらっていたけど、試合を終えた1年を会場セッティングの手伝いに急がせた。
2年の数名で体育館の片づけをし、残りの数名はOB・OGの案内に立った。
私は体育館や更衣室などの片づけと全員が学校を出たのを確認してから、野田っちから借りた学校の自転車で会場に向かうことになっていた。
会場は高校から徒歩15分ほどの場所にある。
駐輪場から持ち出した自転車にまたがって正門を出ようとすると、1年のマネが走ってやってきた。
「優希先輩、大変です!」
「どうしたの?」
「酒屋さんに頼んでおいた飲み物がまだ会場に届いていないんです!」
「え?お店に電話してみた?」
「はい、真菜香先輩が何度も電話してくれたんですけど、つながらないみたいなんです。
で、お店に行って聞いてくるように言われて……」
試合に出ないマネ達には先に会場入りしてもらっていたけど、試合を終えた1年を会場セッティングの手伝いに急がせた。
2年の数名で体育館の片づけをし、残りの数名はOB・OGの案内に立った。
私は体育館や更衣室などの片づけと全員が学校を出たのを確認してから、野田っちから借りた学校の自転車で会場に向かうことになっていた。
会場は高校から徒歩15分ほどの場所にある。
駐輪場から持ち出した自転車にまたがって正門を出ようとすると、1年のマネが走ってやってきた。
「優希先輩、大変です!」
「どうしたの?」
「酒屋さんに頼んでおいた飲み物がまだ会場に届いていないんです!」
「え?お店に電話してみた?」
「はい、真菜香先輩が何度も電話してくれたんですけど、つながらないみたいなんです。
で、お店に行って聞いてくるように言われて……」