先輩★内緒の片思い
「……と、まあ、そんなわけだ」




先輩はそこで咳払いした。




「河野」


「はい……」






「好きだ」






頭上から聞こえた最上級に甘い声に、私は絶句した。


ストレートな告白に身動きできない。




岸谷先輩……


そんな言い方、反則だよ。


私、免疫ないのに……


< 370 / 388 >

この作品をシェア

pagetop